2026年11月試験対応2026年4月1日施行法令基準情報の正確さへの取り組み

建物・設備

建物の構造と工法

木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の特徴と、賃貸住宅での使われ方を比較します。

要点 8件・確認問題 8読む → 覚える → 解くまでこのページで完結

最重要ポイント

ラーメン構造と壁式構造

ラーメン構造は柱と梁の接合部を剛接合して一体化し、その曲げ剛性で地震力・風圧力に抵抗する。耐力壁に頼らないため大きな開口部や広い空間を確保でき高層建築にも用いられるが、室内に柱型・梁型が張り出す。壁式構造は柱・梁を設けず壁と床の面で支えるため室内がすっきりする反面、必要な壁量・壁厚が定められており開口部の大きさや位置に制約がある。おおむね5階建て以下の中低層共同住宅で多く採用される。

覚え方ラーメンは柱梁の枠で支え開口自由、壁式は面で支え中低層

01建物の構造と工法の重要暗記項目

01
重要度 A / 出題 5

ラーメン構造と壁式構造

ラーメン構造は柱と梁の接合部を剛接合して一体化し、その曲げ剛性で地震力・風圧力に抵抗する。耐力壁に頼らないため大きな開口部や広い空間を確保でき高層建築にも用いられるが、室内に柱型・梁型が張り出す。壁式構造は柱・梁を設けず壁と床の面で支えるため室内がすっきりする反面、必要な壁量・壁厚が定められており開口部の大きさや位置に制約がある。おおむね5階建て以下の中低層共同住宅で多く採用される。

覚え方ラーメンは柱梁の枠で支え開口自由、壁式は面で支え中低層

ひっかけ注意「室内に柱型が出ない」のは壁式の側である。「壁式構造は高層向き」とする誤りも狙われる。

02
重要度 S / 出題 6

免震構造・制震構造・耐震構造

免震構造は建物と基礎の間に積層ゴムやすべり支承等の免震装置とダンパーを設置し、固有周期を長くして地盤の揺れを絶縁する。揺れと家具の転倒を大幅に低減できるが、水平方向に大きく変位するため周囲にクリアランスが必要でコストも高い。制震構造は建物内部にダンパー等を組み込み地震エネルギーを吸収して揺れを抑える。耐震構造は筋かいや耐震壁で建物自体の強度・剛性を高めて耐える方式で最も一般的だが揺れ自体は大きい。

覚え方免震は切り離す、制震は吸収する、耐震は踏ん張る

ひっかけ注意免震と制震の説明の入替えが定番。装置を基礎との間に置くのが免震、建物内部に組み込むのが制震である。

03
重要度 A / 出題 5

木造在来軸組工法

在来軸組工法は、基礎の上に土台を敷き、柱・梁・桁などの軸組と、地震力・風圧力に抵抗する筋かい等の耐力壁で建物を支える「線」の構造である。間取りや開口部の自由度が高く増改築もしやすい半面、耐力壁の量とバランスが不十分だと耐震性を確保できない。平成12年(2000年)の基準改正で、耐力壁の釣合いのよい配置と柱頭・柱脚の接合金物が明確化された。

覚え方在来は線で支える、自由度は高いが壁のバランスが命

ひっかけ注意「在来軸組工法は壁で支える」とする入替えが狙われる。面で支えるのは枠組壁工法である。

04
重要度 A / 出題 5

枠組壁工法(2×4工法)

枠組壁工法は、断面が2インチ×4インチ等の規格化された木材で枠組をつくり、構造用合板を打ち付けた壁・床・屋根の「面」で建物を支える。気密性・断熱性が高く、地震力を面全体で受けるため耐震性に優れ、施工が規格化されているので工期が短い。反面、耐力壁を減らせないため開口部の大きさ・位置に制約があり、大きな間取り変更や増改築がしにくい。

覚え方ツーバイは面で支える、気密はよいが間取り変更は苦手

ひっかけ注意「面で支える2×4」と「線で支える在来」の入替えが定番。工期が短く気密性が高いのは2×4の側である。

05
重要度 A / 出題 4

防水工法の種類と特徴

アスファルト防水はルーフィングとアスファルトを積層する工法で、防水層が厚く信頼性が高い反面、重量があり施工時の臭気が問題となる。シート防水は塩化ビニル樹脂系やゴム系のシートを敷く工法で軽量かつ工期が短いが、接合部の処理が品質を左右する。ウレタン塗膜防水は液状材料を塗り重ねるため継ぎ目がなく、複雑な形状や既存防水層の上からの改修に適するが、塗膜厚の管理が施工者の技量に左右される。

覚え方アスファルトは厚く重い、シートは軽く速い、塗膜は継ぎ目なし

ひっかけ注意工法ごとの長所短所の入替えが狙われる。継ぎ目がないのは塗膜防水、接合部が弱点になるのはシート防水である。

06
重要度 B / 出題 3

断熱工法と熱橋

熱橋(ヒートブリッジ)とは、断熱が途切れて熱が伝わりやすくなった部分をいう。鉄筋コンクリート造の内断熱工法では、室内側に張った断熱材が柱・梁・床スラブとの取合いで途切れるため、その部分の表面温度が下がって結露やカビが生じやすい。外断熱工法は躯体を外側から連続して覆うため熱橋が生じにくく躯体の温度変化も小さいが、工事費が高く外壁の納まりに制約がある。

覚え方内断熱は柱梁で途切れて冷える、外断熱は外から包む

ひっかけ注意内断熱と外断熱の特徴の入替えが狙われる。断熱が途切れるかどうかで熱橋の生じやすさを判断する。

07
重要度 B / 出題 2

防犯性能の高い建物部品

警察庁・国土交通省・経済産業省と民間団体からなる官民合同会議は、防犯性能試験で侵入までに5分以上の抵抗時間があると確認された建物部品を「防犯性能の高い建物部品」として目録に公表し、CPマークの表示を認めている。侵入者の多くは5分以上手間取ると侵入をあきらめるという調査結果が根拠である。ピッキングに弱いディスクシリンダー錠は、ディンプルキー方式のシリンダー等への交換が有効となる。

覚え方五分粘れば大半はあきらめる、それがCPの基準

ひっかけ注意抵抗時間を1分や10分に入れ替える誤りが狙われる。CPマークは官民合同会議の目録掲載であって国の認証ではない。

08
重要度 S / 出題 6

鉄筋コンクリート造の特徴

RC造は、圧縮に強いが引張りに弱いコンクリートを、引張りに強い鉄筋で補う構造である。両者の線膨張係数がほぼ等しいため温度変化を受けても一体性が保たれ、強アルカリ性のコンクリートが鉄筋表面に不動態被膜をつくって腐食を防ぐ。耐火性・耐久性・遮音性に優れる反面、自重が大きく、現場打ちのため工期が長く品質が施工に左右される。住宅用の法定耐用年数は47年である。

覚え方コンクリは圧縮・鉄筋は引張り、伸び率同じでアルカリが錆を守る

ひっかけ注意「コンクリートは引張りに強い」と入れ替える誤りが狙われる。コンクリートが強いのは圧縮側である。

建物・設備の暗記表をすべて見る →

02試験で正誤を分けるチェック順

  1. 1
    誰に・何に適用されるか

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  2. 2
    原則と例外を分ける条件

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

  3. 3
    期限・手続・効果の組み合わせ

    問題文の限定語を先に拾い、上の暗記項目と照合してから結論を出します。

03この論点の根拠

関連法令
建築基準法
内容の基準日
2026年4月1日
復習方法
要点を確認した後、下の○×問題で条件の違いを見分ける

法改正により扱いが変わる場合があります。試験日程や申込みに関する情報は、 必ず公式案内も確認してください。

問題演習

建物の構造と工法の○×一問一答

1/8解答 0・正解 0

建物・設備重要度 S頻出度 18/24(編集部の目安)

鉄筋コンクリート造の特徴

鉄筋コンクリート造は、圧縮に強いコンクリートと引張りに強い鉄筋を組み合わせた構造であり、両者の線膨張係数がほぼ等しいことと、コンクリートのアルカリ性が鉄筋の錆を防ぐことによって成り立っている。

次の学習

分野・重要度をしぼって解く

賃貸住宅管理業法・借地借家法・民法・管理実務・建物・設備・賃貸経営の5分野から選べます。

○×一問一答へ